京都大学大学院医学研究科の認知症制御学と脳病態生理学(脳神経内科)の研究者らによるアルツハイマー治療ワクチン開発プロジェクトが、寄付を募集しています。募集期間は2023年3月31日までです。
認知症制御学講座特定助教の後藤和也さん(フェニクシー4期生)が、プロジェクト代表を務めます。後藤さんは鹿児島県で生まれ、京大医学部を卒業しました。脳神経内科での医療、京都大学 iPS 細胞研究所(CiRA)での運動神経への分化研究を経て、現在は認知症に対する創薬研究を行っています。
後藤さんコメント「私たちの研究室ではアルツハイマー型認知症に対する治療用ワクチンの開発を行っております。目指すものは [1] 症状を改善する、[2] 治療頻度を少なくする、[3] 多くの患者さんが受けられる治療で、ワクチンという手段を用いることで可能だと考えております。誰もが発症する可能性のあるこの疾患についての関心と理解を深めていただきつつ、皆様からのご支援をいただくことで実現へ向けて研究・開発をさらに進めて参りたいと考えております」
研究メンバー:京都大学大学院 医学研究科
認知症制御学講座
脳病態生理学講座(脳神経内科)
- 教授:髙橋良輔、准教授:葛谷聡
発信元リンク
- 2022/12/1 大学連携プロジェクト Securite ACADEMIA(寄付)「京大発アルツハイマー型認知症治療薬開発プロジェクト:治療用ワクチンで患者さんとご家族を笑顔に」