赤畑 渉|Wataru Akahata
スペシャルフェロー|Special Fellow
現職
- VLP Therapeutics CEO, Founder
- VLP Therapeutics Japan 代表職務執行者、創業者、最高研究開発責任者
- 東京工科大学 客員教授
- 京都大学 医学研究科 特任准教授
経歴
- 1997年、東京大学教養学部基礎科卒業後、京都大学大学院人間環境学研究科に入学、速水正憲教授のもと HIV ワクチンの開発研究、博士号取得。
- 2002年から2012年まで、アメリカ国立衛生研究所(NIH)ワクチン研究センターに勤務。
- 2009年よりウイルス様粒子(VLP)を使ったチクングンヤ熱のワクチンを開発する。研究成果の論文が、英科学誌「Nature Medicine」に掲載され(VLP の写真が表紙を飾る)、世界的に注目される。
- 2010年、チクングンヤウイルスワクチン開発で NIH ワクチン研究センター賞。
- 2012年、同ワクチン他3種類のアルファウイルスワクチン開発で NIH 最高の賞である NIH Director’s Award を受賞。
- 2013年に VLP を使って新薬を開発するため、米メリーランド州(ワシントン DC 郊外)に VLP Therapeutics(VLPT)を創設し、CEO に就任。
- 2018年、文部科学省 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)より科学技術への顕著な貢献を表彰する「ナイスステップな研究者」に選定。
- 2019年2月、VLPT が独自技術で開発したマラリアワクチン候補の新規物質の臨床試験を開始。
- 2020年6月、VLP Therapeutics Japan 合同会社(VLPTJ)を創設し、代表職務執行者に就任。
- 2020年8月、日本医療研究開発機構(AMED)「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発」2次公募で VLPTJ 課題「自己増殖RNAテクノロジーを用いたわが国における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発」が採択され、治験開始に向けて研究開発を進める。
関連リンク・報道等
- 2021/6/23 テレビ東京「WBS(ワールドビジネスサテライト)」:「「次世代」の国産ワクチン コップ半分で1億2,000万人分!?」
- 2021/6/5 NHK「おはよう日本」:「国内のワクチン開発状況 研究者・企業が報告」「VLPセラピューティクス・ジャパンのグループ ごく少量のRNAだけで同等の効果期待できる 新たな仕組みのワクチン紹介」
- 2021/6/2 ジャパンタイムズ “How to secure vaccines for billions? One Japanese biotech startup has an idea.“
- 2021/5/15 テレビ朝日「サタデーステーション」:「”国産”の次世代ワクチン 少量接種も”コピー機能”で…」
- 2021/5/1 日本経済新聞「新型ワクチン投与量10分の1以下 米新興、日本で治験へ」
- 2021/4/21 読売新聞「国産ワクチン臨床、6月にも開始…数か月で1億回分の生産可能」
- 2021/4/8 Yahoo! News(ニュースイッチ)「コロナ変異株にも有効か、VLPセラピューティクスが日本で新ワクチン臨床」
- 2021/4/5 日刊工業新聞「新型コロナ/VLPセラピューティクス、日本で新ワクチン臨床 変異株に有効」
- 2021/3/15 プレスリリース「米VLPセラピューティクス、がん治療ワクチン研究開発で1,600万USドル調達」
- 2020/12/21 ニュースリリース「VLP Therapeutics 赤畑渉博士、フェニクシースペシャルフェローに」
- 2020/1/26 NHK サイエンスZERO「挑戦者たち! 新型ワクチン開発で世界を救え」
- 2019/2/26 毎日新聞「マラリア防ぐワクチンの臨床試験始める 日本人研究者の創薬ベンチャー」