2期フェローで京都大学法学部のクレシェンコ・アンナさんが2月15-16日に開催された、世界最大の国際法模擬裁判大会Jessup2020の国内予選で優勝、4月にワシントンD.C.で開催される世界大会に出場されます。Jessup2020国内予選には、東京大学、京都大学、上智大学、早稲田大学、北海道大学、東北大学、国際基督教大学、立教大学の8校約40名が参加（1校5名程度のチーム）、アンナさんは弁論者全員の中で最高点を獲得、最優秀弁論者賞にも選ばれました。
アンナさんコメント
「私は緊張しましたが、裁判官の前にちゃんと自分の主張を述べて弁論ができて非常に嬉しかったです。当日のテーマは自律型兵器の配備、国際刑事裁判所への犯人の引き渡し、国際裁判所と世界貿易機関の管轄権でした。今年の問題文はすごく複雑で正解がありませんでしたから、弁論者のストーリーの説得力が最も大事でした。弁論大会での登場は、自分のピッチ能力の向上につながっていくと思います。」
・クレシェンコ・アンナさん
https://www.phoenixi.co.jp/person/anna-kreshchenko/
・Jessup ジェサップ国際法模擬裁判大会（Philip C. Jessup International Law Moot Court Competition） とは？
国際司法裁判所判事の名を冠し1960年にアメリカで始まった、世界で最大の国際法模擬裁判大会です。現在では世界80カ国の500を越えるロースクール、大学から学生が参加しています。 毎年ワシントンD.C.で開かれる世界大会に、日本からは1チームが送り出されます。国際法模擬裁判とは、架空の国家間の紛争を題材に、学生が原告・被告の代理人として法議論を戦わせるゲームで、法学教育の非常に有効な手段の一つとして欧米では広く行われています。
ウェブサイト：http://jilsa.web.fc2.com/jessup.html#works01
